2015年01月16日

アニメ版アイドルマスターシンデレラガールズ 第1話「Who is in the pumpkin carriage?」感想

 アイドルマスターシリーズの諸作品は、芸能事務所「765プロダクション」に所属するアイドルたちを主役格に据えて展開されてきた。
 長年のファンにしてみれば何を今更という話であろうが、主軸たるゲームにしても最初のアーケード版及びXBOX360への移植版(通称「無印」)、ライブフォーユー、SP、そして2と、当初から番外編的位置づけの作品として制作されたアイドルマスターDearlyStarsを除いたすべての作品、またスピンオフ作品の「ぷちます!」や大部分の設定をがらりと変更した「アイドルマスターXENOGLOSSIA」、さらには各種コミカライズやカードゲームと、ほぼすべての展開においてその中心に存在するのは765プロアイドルであった。星井美希や我那覇響、四条貴音という途中参加のアイドルも存在するものの、アイマスシリーズないしPROJECT IM@Sを長年にわたって牽引してきたアイドルたちは765プロアイドル13人だけだったのである。
 我々受け手側としては、それは当然のことであり未来永劫変化し得ないものと捉えていた節もあったのではないだろうか。2011年の秋までは。
 2011年11月28日、そんな受け手側の意識を根底から覆すような作品が新たにリリース、ではなくサービス開始された。それが「アイドルマスター シンデレラガールズ」(通称「デレマス」)である。今までのアイマス各作品の世界観をモチーフにした携帯端末専用ゲーム、いわゆる「ソーシャルゲーム」としては初めてのアイマス作品であり、システムやUIなどはもちろん歴代作品と異なるものの、「プレーヤーがプロデューサーとなってアイドルをプロデュースしていく」というアイマス作品の根幹を成す基本方針はしっかり守られ、レッスンや特訓に好感度上昇と言った諸々のゲーム内容にもそれは反映されている。
 そんな本作品が受け手側に与えた最大の衝撃は、やはり登場するアイドルにあっただろう。765プロ所属のアイドル13人が登場するのは当然としても、本作にはそれ以外、本作オリジナルのアイドルがサービス開始時点で総計100人近く存在していたのである。前述の通り当時のファンは765プロアイドルだけを「アイドルマスターのアイドル」として認識していたわけであり、そんな中に突然100名もの新しいアイドルが、あまり馴染みのなかったソーシャルゲームという媒体の作品に登場したのだから、当時の混乱や衝撃が決して小さいものではなかったということは、容易にご理解いただけるだろう。
 当初はいわゆる「コンプガチャ問題」を始めとしたソーシャルゲームそのものの諸問題から生じるマイナスイメージもあり、765アイドル以外のアイドルを「アイマスのアイドル」として認識すること(しかもDSと違い制作上は番外編と言う位置づけにもなっていない)に抵抗する向きも少なくなかった。
 しかしそのソーシャルゲームの特徴である美麗に仕上がった多種多様のカードや次々に実施される各種イベントに、それらを積極的に楽しもうとするファンサイド側の接し方、そして何より100名近いアイドル1人1人を決しておざなりにせず大事に扱う制作側の真面目な姿勢などにより、徐々にファン内における市民権を獲得していくこととなる。
 人気上昇に合わせるかのように続々とさらなる新規アイドルが追加され、開始三カ月で登録者数が100万人を突破、それを記念する形で旧来作におけるMASTER ARTISTシリーズに相当するCDシリーズ「CINDERELLA MASTER」の発売、それに伴いアイドルたちにも順次担当声優がつくことになり、ネットラジオやファンイベントも実施され、良い意味でソーシャルゲームの枠を超えた、そしてアイマスらしい展開を歩むようになり、それは2014年の4月5、6日に開催されたファーストライブ「WONDERFUL M@GIC!!」にて一つの頂点に達した。
 そのファーストライブの中で発表された新情報、それが本作のテレビアニメ化決定の報である。
 以前にもサービス開始2周年記念としてアニメPVが作成されたり、アニマス劇場版「輝きの向こう側へ!」のエンディング映像に本作のアイドル・渋谷凛がワンカットのみ登場していたことから、本作自体の本格的なアニメ化も以前より期待されていたわけだが、その念願がようやく叶ったということになる。
 記録にも記憶にも残る良作・秀作として完成したアニメ版アイドルマスターを手掛けたA-1 Picturesが制作を手掛け、キャラクターデザインに松尾祐輔、シリーズ構成に橋龍也、そしてシリーズ構成も兼任する監督には高雄統子と、アニマスにそれぞれ重要な立場でかかわった経験のあるスタッフが、言ってみればほぼそのままスライドする形で制作に携わるという報せは、多くのファンを期待させるには十分すぎる内容だったと言える。
 シンデレラガールズ自体も11月30日に行われたセカンドライブ「PARTY M@GIC!!」を筆頭に2014年は更なる盛り上がりを見せ、もう1つのソーシャルゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ!」とお馴染みの765アイドル(765PRO ALLSTARS)とによる、現在のアイマスシリーズを牽引する三本柱の一角を担う立場にまで飛躍するに至った。
 そして年も明けた2015年、満を持して1月9日より新作アニメの放送が開始される。以前のアニマスの時と同様、キービジュアルやPV映像のみが紹介され、肝心のストーリーについてはほとんど明かされることなく放送日を迎えたわけだが、さてどのような内容になっていたのであろうか。

 ファーストカットは大きく映し出された時計の文字盤。静かに時を刻むその長針が12の位置の1つ手前、1分前にに到達したその瞬間に本作の物語は幕を開ける。
 2周年記念のPVやライブイベントの開始時などにも表示されるこの時計の描写は、光り輝くアイドルという存在に自分たちを変えてくれたものを「魔法」と形容する本作がよく用いるガジェットである。魔法にかけられてアイドルとなった本作の少女たちのイメージモチーフを、童話の主人公である「シンデレラ」になぞらえている本作らしい表現だ。
 彼女たちもほんの少し前までは、お姫様に憧れるだけだった普通の女の子。眩しいお城も素敵なドレスも、そして優しい王子様も自分には遠い夢と思っていた彼女たちに魔法をかけてくれたもの、それは運命の出会い。その出会いから始まったものが、彼女たちに素敵な魔法をかけてくれた。
 そのモノローグの中で主として描かれるのは、冒頭の舞台「CINDERELLA GIRLS WINTER FESTIVAL」に出演する彼女らアイドルではなく、今まさに運命の出会いを果たしていた3人の少女と1人の男性である。荷物を抱えたスタッフジャンパーを羽織る少女と会場内のフラワースタンドを整備している少女、そしてイベントを見に来たと思われる少女が偶然ぶつかった時、少女の持っていた荷物が階段の下に転がり落ちる。そこから飛び出したのはこれもまたシンデレラを象徴するガラスの靴。そしてそれを拾い上げる男性…。

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 童話の展開をそのまま元にしたとも取れるこのシークエンス、見方次第でイメージ映像とも解釈できるのは、冒頭に映った長針が12の位置の1分前を示していただけの時計と違い、短針も含めて12時を指す瞬間をはっきり映し出している、つまり純然たるイメージともライブイベントのVJ映像とも思われる時計の画がこのすぐ後に映し出されるからだろう。
 それはこれから始まるライブも同様だ。デレマスを代表する名曲「お願い!シンデレラ」をステージで歌い踊るのは高垣楓、川島瑞樹、白坂小梅、小日向美穂、佐久間まゆ、輿水幸子、日野茜、十時愛梨、城ヶ崎美嘉の9人。この魔法は私たちだけのものじゃない、会場のみんなも王子様やシンデレラになれるから、との楓と美嘉の言葉に続いて歌い出すその歌に乗って、これからその「魔法」にかかるであろう少女たちが次々と画面に登場していく。

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 自室のテレビでライブを見ている双葉杏、窓の向こうの電光掲示板に歌詞が表示される中で喫茶店にいるのは前川みくと三村かな子、緒方智絵里はまゆ、幸子、美穂とゲームで言うところのキュート属性アイドルがデジタルサイネージに表示される前を駆け抜けていく。
 同じく映し出される小梅を見つめる多田李衣菜、新田美波とアナスタシアはそれぞれ他のことをして楓や瑞樹が映し出されている画面には視線を向けず、その一方で神崎蘭子は街頭ビジョンに映る楓、瑞樹、小梅のクール属性アイドルを見上げている。
 別の場所で映し出される愛梨や茜を眺める諸星きらり、その後ろを元気に走り抜けるのは赤城みりあ、そして美嘉も含めたパッション属性アイドル3人の写真?を持ってプリクラにいるのは城ヶ崎莉嘉だ。
 その後に続く彼女たち11人がそれぞれの属性ごとに集まって町の一角である公園や交差点に佇んでいるシーンや、全員でライブを見やる場面は明確にイメージ映像とわかるが、先の少女たちの様子などはイメージなのか現実の描写なのか、少々判然としない。これを考えるに、この一連のシークエンスは単純にライブのシーンとそれと並行した各人の様子を描写した現実映像ではなく、ライブの部分を含めてこのシークエンス全体がいわゆるPV映像、ないし今話限りのOP映像として成立しているのではないだろうか。

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 先ほど書いたガラスの靴云々の場面をイメージ映像とも解釈可能と書いた理由はここにある。そう考えることでガラスの靴関連のシークエンス自体があの3人だけでなく、かつては今ステージに立っているアイドルたちも経験したこと、そしてこれからもどこかでまた別の少女が経験するかもしれない「運命の出会い」というものの普遍性を強調していると捉えることもできるのだ。
 尤もここをPVと解釈するなら、ファーストカットとライブ開始直前の時計の違いからして、後者の時計が表示されたタイミングがPV映像の開始と考えるのが自然な発想であるし、実際にそこまで考えてあの出会いの場面を用意したわけではないのだろうが、現実の描写とイメージ映像との境界を意図して曖昧に描いているのは間違いないところだろう。
 その辺の屁理屈はさて置くとしても、華やかなライブシーンは短いながら鮮烈だ。曲自体もアップテンポの盛り上がるナンバーであるし、9人のアイドルがお姫様を思わせるような白を基調としたドレスに身を包んで歌い踊る姿は、それぞれの振りのタイミングの微妙な差異や髪の毛の細かい動きまで、アニマスの方でも見られたクオリティの高い作画で表現されており、正味1分程度ではあるが濃密な、見ている側の心をひきつけるのには十分すぎるほどのライブシーンが描かれていたと言える。9人の内ほとんどが本曲の歌唱を初めて披露している(実際のライブイベントで歌った者もいるがCD収録バージョンの歌としては歌唱経験なし)のも注目すべきトピックスだろう。

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 そして「みつけよう 私だけの光(MyOnlyStar) さがしつづけていきたい」など、特に強調されていた歌詞の数フレーズは、これからの本作の物語を象徴する言葉となるのであろうか。

 季節は巡って桜咲き乱れる春。都心の一角にある養成所では1人の少女が講師の指導の下、レッスンに励んでいた。彼女の名は島村卯月。冬のあの時のライブに撮影したと思われるアイドルたちの画像を見やりながら、自分もいつかアイドルになる日を夢見てがんばっている少女である。
 とは言っても最近受けたというシンデレラオーディションを始め色々なオーディションを受けてもその成果ははかばかしくなく、同期のメンバーも辞めていって今は卯月1人だけというかなりお寒い状況だ。「調整中」と書かれた紙が貼られ、12時手前で止まったままの時計は彼女の今の状態を如実に示していると言える。
 しかし卯月はこの状況にもめげることなく、今日も笑顔でレッスンに勤しんでいた。そんな健気さを発揮する一方で、ストレッチに力を入れすぎて痛がってしまうちょっとドジな面も見せており、短い時間で彼女の可愛らしさの根幹となる部分がきちんと描出された丁寧な作りとなっている。
 それだけではなく今話中でのやり取りこそ少ないものの、養成所の講師との関係性も忘れてはいけないだろう。今話だけでは分かりにくいが、原作ゲームの方で用意されている特設コンテンツ「フライデーナイトフィーバーキャンペーン」では、アニマスの本放送時と同様に本編の内容を補完するボイスドラマ「NO MAKE」が配信されており、そちらで視聴できる今話終了後の卯月と講師とのやり取りを踏まえると、結構世話になっていた期間が長く、気心の知れた関係となっていることが窺え、今話本編でのやり取りをより微笑ましく見ることができると思われる。
 また細かい点だが、最初に卯月が見ていた画像にも注目すべきだろう。冒頭のライブ会場でぶつかりあってしまった3人の少女のうち、スタッフジャンパーを着て荷物を運んでいた少女は卯月だったわけなのだが、その際に画像を撮影したであろうことを考えると、アイドルデビューを果たしている9人のうち少なくとも、その画像に映っている美嘉、美穂、愛梨、瑞樹の4人とは面識があり、もしかしたら何らかの交友関係を築いているのかもしれない。
 まだ今話の段階ではその辺の関係性は不明だが、次回以降に何かしらの影響を及ぼすのか、期待したいところである。
 さてそんなレッスンの最中、レッスン場に突然入ってきた者がいた。のっそりと現れたスーツ姿で目つきの悪いその男性は、表情を崩さず卯月たち2人を見つめてくる。

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 講師の言葉に従って男性は受付に行ったようで、しばらく1人でレッスンをする卯月だったが、そこへまた同じように件の男性がのっそりと入ってきた。例によって表情は変えず、上背もある正体不明の男性を前に卯月はすっかり怖がってしまう。近づいてくる男性に怯えながらグルグル目になって「ママー!」と叫ぶ卯月の姿は、不謹慎ながら可愛いの一語に尽きるくらいの魅力に溢れていたと言える。
 が、次に目を開いた卯月の視界に飛び込んできたのは、名刺を差し出す男性の姿だった。彼は芸能事務所「346(みしろ)プロダクション」のシンデレラプロジェクトという企画を担当するプロデューサーだったのだ。
 リアルタイムで見ていた視聴者にとっては驚きの展開と言わざるを得ない、本作オリジナルのプロデューサーが登場したわけである。アニマスのプロデューサー(通称「赤羽根P」)と同様にまったく前情報で公表されなかったサプライズ登場と相成ったわけだが、三白眼でぶっきらぼうな印象を与える本作のプロデューサーは、初登場時から爽やかな好青年のイメージを打ち出していたアニマスのプロデューサーとはかなり対照的だ。1話におけるライブのシーンを冒頭に持ってきた構成もそうだが、今話は先駆者たるアニマスの1話と良い意味で対照的になるよう、ある程度意図した作りにしたとのスタッフの言があり、その「対照的な作り」の最たるものがこのプロデューサーというキャラクターの造形なのであろう。
 彼が担当しているシンデレラプロジェクトとは先に話のあった、卯月が落選したというシンデレラオーディションに関係するプロジェクトであり、そこに3名欠員が発生してしまったため、彼は新たに参画させる3人のうち1人として卯月をスカウトに来たのだった。
 突然のことではあったが、ついにアイドルとしてデビューできる千載一遇の機会を前に、二つ返事で了承する卯月。時計から「調整中」の紙がはがれ落ちる演出を引き合いに出すまでもなく、止まっていた彼女のアイドルとしての時間、アイドルとしての物語が今動き出したのである。

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 養成所からの帰り道、デビューが決まったことを嬉しそうに母親に報告する卯月。その声も表情も走る姿も喜びに溢れていると言った風の彼女は、偶然通りがかった花屋に目を留めた。自分自身へのお祝いとして花を買うことにした彼女は店の中に入っていく。
 店の中を見て回る卯月だったが、値段が高かったり色々な花に目移りしてしまったりとなかなか決められない様子。そんな彼女に話しかけてきた店員は、卯月と同じくらいの年頃の女の子だった。
 事情を聞いた少女は卯月にアネモネの花を薦める。その表情は周到なカメラアングルのためになかなか映されないが、「期待・希望」というアネモネの花言葉を語った際、少々照れくさそうにはにかんでいる様が、ほんの少し映し出された口元から窺え、少女の落ち着いた口調の裏にある心優しさを感じさせる。
 (なお余談であるが、アネモネという花もその色によって花言葉が変わるようで、赤だと「あなたを愛する」、紫だと「あなたを信じて待つ」となるらしい。)

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 少女の薦め通りにアネモネを購入した卯月は、少女へのお礼と「私、がんばります!」との言葉を残して去って行った。さほど事情も知らない初対面の人間に対して後者の言葉をかけるのはおかしいと言えばおかしいのだが、まだまだ興奮冷めやらぬ卯月の喜びがここでも溢れ出てしまったと言うところだろうか。
 満面の笑顔と「がんばる」という言葉。この二つを少女はどのように受け止めたのか、ようやく映し出されたその表情から推し量ることができなかった。

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 幾日か経ち、卯月はプロデューサーから自分が参加するシンデレラプロジェクトについての説明を受ける。彼の話によると今はまだ卯月以外のメンバーも配属はされておらず、残り2人の選考が終わってから全員一緒に配属されるとのこと。それまでは今まで通り養成所でのレッスンをこなすようにとの指示を受け、卯月は少し残念がりながらもすぐいつもの調子に戻り、がんばると宣言する。
 冒頭から見ていればわかるとおり、何度も彼女が口にしている「がんばる」という言葉は、常に前向きにアイドル活動に励んでいる卯月という女の子を象徴するキーワードともなっており、そう考えると彼女の象徴的な言葉を花屋の少女が聞いた(物語の構成的には『聞かせた』)のも必然であったと言えるのかもしれない。
 プロデューサーから質問を求められた卯月が今後のCD発売やテレビ出演、ライブ実施について質問し、対するプロデューサーがすべて「企画中です」とだけ返答するやり取りはコメディのようで楽しいが、同時にここではどんな内容の会話でも正直に返答してはいるものの、基本的に余計なことを言わない(言えない?)プロデューサーのパーソナリティを明示している場面ともなっている。
 同じようなやり取りが続いた後、卯月は改まった口調でなぜ自分を選んだのかをプロデューサーに問いかける。先述の通り彼女は同じオーディションを受けて一度落選しており、そんな自分が欠員補充という面はあるものの同じプロジェクトの要員として選ばれたことに対しては、まったく疑問を抱かないというわけにもいかなかったのだろう。
 その疑問を口にしている時の彼女の表情を全く映さないアングルにしているのも巧妙であるし、話終えた直後のカットの卯月が画面の右下に小さく映るだけで、背景の方が前面に押し出されたカットになっているのも、彼女の内面の不安や心細さを強調している。
 そんな卯月の質問にプロデューサーが返した答えは「笑顔です」の一言だけだった。ここで先ほどのコメディタッチのやり取りが生きてくる。プロデューサーはどんな場合でも余計なことは言わないが、伝えるべきことは必ず正直に伝えていた。あの短いやり取りの中で彼の持つ正直さ、誠実さが明確に示されていたからこそ、今のこの発言も嘘偽りのない真実のものであると理解することができるのだ。
 確かに客観的には言葉足らずの回答である点も否めない。しかし笑顔にだけは自信があると嬉しそうな笑顔でピースサインを取る卯月にとって、それは十分すぎるほど納得できる回答だったに違いない。

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 プロデューサーが退席した後、まだ見ぬ残り2人のメンバーに想いを馳せる卯月。その2人の少女と実は既に邂逅を果たしていることなど、神ならぬ身の卯月には知りようもなかった。

 そしてその2人目となる少女の物語も少々変わった形で動き出す。
 壊れたおもちゃの前で泣いている子供に駆け寄る警官。警官の目に留まったのは子供の傍らに立っていた1人の少女――あの花屋の少女であり、ライブ会場で気づかぬうちに卯月と邂逅を果たしていた少女・渋谷凛だった。

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 警官は凛が子供に何かしたと思いこみ、厳しい口調で凛を問い詰める。凛はすぐ否定するものの説明不足な上に警官が端から疑ってかかっているため、どうにも事態は好転しない。
 ちょうどそこに通りがかったプロデューサーは見かけた凛の姿に何かを感じたのか、2人の間に割って入り、警官を説得する。
 今「何かを感じた」と書いたものの、実際どのような理由によるものかは判然としない。変化に乏しいプロデューサーの表情が少しだけ変わっていたことから凛個人に注目したのは間違いないと思われるし、単純に困っている人を放っておけないという気持ちが働いた面も多分にあるのだろうが、この時初めて凛に何かを感じ取ったのか、あるいは以前から凛を探していたのか、その辺は不明なままである。これからの展開の中で明らかになるのを期待したいところだ。
 結局子供は落し物を踏まないよう凛に止まってもらっていただけだったということが判明し、警官の謝罪を受けて2人は解放される。自分の介入で却って面倒をかけたと謝るプロデューサーに、自分も巻き込んでしまったからと返す凛。はっきりとは口にしていないものの、照れくさそうに髪の毛をいじる仕草や呟きから、彼に対する感謝の念があったのは確かだろう。凛という少女の内にある優しさや素直さの一端が垣間見える場面だったが、プロデューサーがスカウトの話を口にした途端、表情をこわばらせる。

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 その際の言葉から察するに、スカウトという行為そのものよりは、自分を助けに入った行為が純粋な正義感や善意からのものではなく、スカウトという下心があったからということに嫌悪感を覚えたように思われる。
 無論プロデューサーとしてはそのような打算だけで動いたわけではないのだろうが、先ほども書いたとおりプロデューサーが凛をアイドルにスカウトすると決めたタイミングがいつなのか見ている側としてはわからない以上、打算が全くなかったと否定することも出来ない。果たしてプロデューサーも多くを語らないため、「アイドルに興味ない」とだけ言い残し、凛は足早に立ち去ってしまった。

 養成所の卯月には引き続きレッスンをするようお願いする一方で、プロデューサーは凛のスカウトを継続する。凛の通う学校の近くにまで出向き、せめて名刺だけでもと差し出すものの、凛の態度は素っ気ないままだ。

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 画面を見る限り積極的に追いかけまわすような真似はせず、通学路付近で凛が現れるのを待って名刺を渡そうとしているようだが、本人としてはいたって真剣なその様子も傍から見ればかなり怪しい、不審者にしか見えないのも確かであり、他の生徒たちからも怪しまれてしまっていた。
 凛の頑なな態度も全く変わらずプロデューサーを拒絶し続ける。彼を無視して青信号の横断歩道を進む凛と、彼女の後ろ姿を見つめるだけで追いかけようとしないプロデューサーの姿からは、本来は追えるはずなのに負うことを許さない・許されていない2人の間の断絶を示しているようにも見える。
 そんな中、卯月は1人で黙々とレッスンに励んでいた。養成所を訪ねた自分にいつものような笑顔を向け、レッスンするだけという指示も楽しそうに受ける卯月の姿に、プロデューサーは首筋に左手を当てるような仕草をする。それが彼のどんな感情からの発露なのか、今の段階ではようとして知れない。

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 一方の凛は高校でどの部活に入部しようかを悩んでいた。入部希望の用紙に何も記入できていないところから、入りたい部活も特に定まってはいないようで、友達から吹奏楽部に誘われてもいまいち煮え切らない。ここで非常にさりげなく「凛は音感がいい」という、後々必要となるであろう素養の一端を打ち出しているところを見逃してはいけないだろう。
 そこへ現れた別の友人が持ってきた不審者の情報にいぶかしむ凛。それは目つきが悪いと評されるその不審者に心当たりがあったからに他ならない。またスカウトに現れた不審者、ではなくプロデューサーに噂のことを伝える凛だったが、例によってプロデューサーは資料や名刺を渡そうとし続け、とうとう本物の警察がやってきてしまった。
 元々口下手なところがあるのかはっきりと話をせず、警官に詰問される彼を見兼ね、凛は思わず名刺を手に取り彼の擁護に回る。

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 アクシデントではあったものの名刺を受け取ってしまった凛は、仕方なく近くのカフェでプロデューサーの話を聞くことにする。
 自分の何を見てアイドルにスカウトしようと思ったのか問いただす凛。それを受けたプロデューサーの口から出た言葉はただ一言、「笑顔」だった。しかし凛には彼の前で笑った覚えがない。
 「今はまだ」と呟く彼の言葉が本当に字面そのままに、凛が作るであろう笑顔を想像した上での発言だったのか、あるいは「今はまだ(自分の前では笑顔を作っていない)」という意味で以前にどこか、それこそ冒頭のライブ会場で見かけた時や交番を出る時にかすかな笑顔を子供に向けていた時のことを指しているのか、今の段階では判然としない。だがいずれにしてもこれまでの彼の言動を思い返せばわかるとおり、今回の彼の言葉もまた偽らざる彼の本心なのだろう。
 しかしそれはあくまでプロデューサーにとっての話であって、凛にしてみれば適当なことを言っているように見えるのも仕方のないところ。またもはっきり語らないプロデューサーを前に苛立ちを覚えたのか、凛は席を立ってしまう。
 慌てて引き留めようと立ち上がったプロデューサーがテーブルにぶつかってしまうあたりは彼の不器用な面の発露と言うだけでなく、やっと話ができた凛を彼なりに説得しなければという焦燥感が窺え、表情の変化に乏しい彼の感情が前面に押し出されている場面とも言える。
 凛を引き留めたプロデューサーは、「今、あなたは楽しいですか?」と凛に問いかける。今の凛が夢中になれるもの、心を動かされる何かを持っているのかと。

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 直後に凛が返した通り、この問いもこれに対する答えもプロデューサーには全く関係ないことであるし、もちろん凛が答える義理もない。プロデューサーはあくまでアイドルのスカウトに来ているだけの立場でしかないのだから、本来このような相手の考え方や人生観にまで口を挟むのは勇み足に過ぎる行為である。
 彼にしてみればライブ会場で初めて見かけた時か、町で子供相手に騒動が起きた際に見かけた時かはわからないが、どこかで彼女の姿を目に留めた際の正直な所懐であることは間違いないだろうし、彼なりに凛を気にかけた上での真面目な発言であったのだろうが、それまで見も知らぬ人間がいきなり利いた風なことを言い出せば、訝しむのは当然であろう。それは凛も例外ではなかった。
 そういう意味ではプロデューサーのこの発言は、今の段階では悪手であり、プロデューサーとしてはまだ未熟な面が露呈されたとも言えるだろう。尤も彼の言葉がある程度図星をついていたという点も、直後にインサートされる学校での部活動風景を1人遠くから見やったり、雑誌や広告など巷に溢れるアイドルの姿に目を向けてしまう凛の姿から浮かび上がってくる。
 言葉だけでは解くことのできなかった凛の頑なな心を解放するもの、それは…。

 そんなことなど露知らずレッスンに励む卯月。その日もやってきたプロデューサーを前にレッスンの成果を披露し、プロデューサーも感嘆の言葉を漏らす。
 しかしそんな彼からの指示はいつものようにレッスンのみで、さすがに卯月もガッカリしてしまうが、次の瞬間にはすぐ思い直し改めてレッスンに臨もうとする。そんな彼女のひたすらがんばる姿、そしてその傍らに置かれた開かれたままの芸能雑誌に、プロデューサーも思うところがあったようで、首筋に手を当てた後、レッスンするだけの状況になってしまっていることを謝罪する。
 どうやらこの「首筋に左手を当てる」という癖は、自分だけの力ではどうにもならない事態を前に困ってしまった時に取る仕草のようだ。そう考えると以前に卯月の前で同じ仕草をしたのも、現状を打開できず卯月にレッスンだけをやらせている状態を憂いたからなのだろう。
 そして彼はまた前述の通り、基本的には正直に物を話す人間である。だからこの謝罪もまた彼の誠実さ、潔さからの発露によるものだと素直に受け止めることができるし、もちろん卯月にもそれは十分わかっていた。
 プロデューサーは残り2人のうち1人とは交渉中である旨を卯月に伝える。今からまたその相手に会いに行くという彼の話を聞いた卯月は、自分も一緒に行っていいかと願い出る。

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 2人で一緒に向かった先は、卯月には覚えのある花屋だった。あの時の花屋の少女が交渉の相手であることを知り、驚く卯月。
 ちょうど飼い犬の散歩に行こうとしていた凛を加え、3人は近くの公園へと向かう。プロデューサーは1人離れたベンチに座り、2人きりで話をする卯月と凛だが、名前を尋ねた卯月に答えた「ハナコ」という飼い犬の名前を凛の名前と勘違いしてしまうあたり、まだまだお互いのやり取りはぎこちない。しかし卯月のその悪意のない勘違いは逆に凛の警戒心を解いてくれたようで、凛も初めて和らいだ笑顔を見せる。

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 互いに名前を教え合う2人だったが、アイドルを一緒にがんばろうと呼びかける卯月の言葉に、不思議そうな表情を浮かべる凛。卯月は凛がアイドルになる気はないということを知らず、またも勘違いしてしまっていたのだった。無論プロデューサーの「交渉中」という言葉を聞いただけでそこまで理解するのは難しいわけで、この場合の勘違いもまたやむを得ないところではあるのだが、これは同時にプロデューサーと卯月の間で十分な意思の疎通が図れていなかった証でもあり、2人の「アイドルとプロデューサー」としての関係もまだ始まったばかりということなのだろう。
 同じベンチに腰掛けるものの会話の糸口も見つからず、しばし無言の時間が続く2人。ややあって凛が卯月にプロデューサーのことを尋ねる。断っているにもかかわらず毎日やってきてはスカウトを続け、挙句に不審者に間違われてしまうような人間を凛が奇異の目で見るのは仕方のないことであるが、卯月もまだ彼とは出会って日も浅いだけに何も言えない。そんな話をしている最中にも犬に吠えられ子供には怪しまれたりと散々な扱われ方をされているプロデューサーの姿には、可笑しくも悲しいものがあった。
 さらに続く凛の「スカウトの理由が『笑顔』」という話に、自分も同じことを言われたと少なからずショックを受けてしまう卯月。慌ててフォローに入る凛の優しい心根がよくわかる場面であるが、その中でごく自然に卯月の笑顔を褒めている点が興味深い。
 先ほど出会ってからも基本的には笑顔の卯月だけに言葉自体の違和感はないが、果たして今日初めて「島村卯月」と認識したばかりの少女の笑顔にそこまでの印象を抱くことができるものだろうか。もしかしたら単なる客として出会ったあの時から笑顔だけは印象に残っていたのではないか、それを今日「卯月の笑顔」という形で重ねあわせることでより強い印象を抱くに至ったのではないか。2人の最初の出会いにはそういう意味があったようにも思えるのである。
 凛のフォローもあってかすぐいつもの笑顔に戻り、選んだ理由はどうあれプロデューサーは自分の夢を叶えてくれる人かもしれないからと語る卯月。そんな彼女の「夢」という言葉に引っかかりを覚えた凛は、卯月にアイドルを目指す理由を聞いてきた。
 改まって聞かれたその問いに卯月は少し戸惑いながら、きれいな衣装を着られてステージに立てて…とたどたどしく答えるものの、結局のところ彼女もどんなことがアイドルのやる仕事なのか分かってはいなかった。それでもアイドルになることは夢だったと話す卯月。
 スクールに入ってレッスンを受けながら、キラキラした何かになれる日がきっと自分にも来るとずっと思い続けてきた中で、プロデューサーが声をかけてくれた、自分を見つけてくれたから、きっとこれから夢を叶えることができる、それがとても嬉しいと卯月は破顔一笑する。
 自分が憧れて胸に抱いてきたその夢を叶えるためにずっとがんばってきたし、これからもがんばっていける。今の彼女にとってはそれで十分であり、それが何より嬉しいことだったのだ。
 一見すれば理屈も何もない極めて曖昧なものに感じられてしまうが、少なくとも卯月の心の中でそれははっきりしたものとして確立されている。彼女が話をしている時に挿入される公園内の花々のカットは、そんな彼女の内面を示すメタファーでもあるのだろう。様々な花が湛える鮮やかな色は夢に対する彼女の確固たる想い、桜の花びらが舞い散る様は夢に向かって歩んでいける彼女の喜びそのものと言える。
 そしてそのメタファーは視聴者である我々以上に、凛に対して向けられたものでもあった。花屋の娘である凛は元々花の良さや魅力を理解している少女である。そうでなければ花言葉を引き合いに出して卯月にアネモネを薦めることなどできるはずもないのだから。
 そんな凛が咲き誇る花々と卯月の内面とを次第に重ね合わせていき、最後に桜の花びらを手に取った卯月が笑顔を見せた時、凛の中で花々の持つ魅力と卯月の内面とが合致したに違いない。その瞬間、凛の心が大きく揺さぶられたであろうことは彼女の表情、そしてそこに差し込んだ陽光が雄弁に物語っていた。

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 思わず凛がリードを手放したと同時にハナコが走り出してしまう。ハナコが走り寄ったのはいつの間にか近くにきていたプロデューサーだった。少しためらいながらも、夢中になれる何かを探しているなら踏み込んでみないかと問いかけるプロデューサー。そこにはきっと今までとは別の世界が広がっているという彼の言葉を、凛は初めて素直に受け止める。
 その夜、自室のベッドに寝転がりながら考えにふける凛。エンディング曲「メッセージ」がバックに流れる中、彼女の視界に入ったのは机の上に置かれた一輪挿しのアネモネだった。その「花」が彼女に取って如何様な存在か、「Living in a dream I'm feeling the light of fantasy」のフレーズも踏まえれば、改めて語る必要はないだろう。彼女の心の中に芽生えた「もの」に触れるかのように、胸に手を当てる凛。
 凛はカフェで待つ卯月とプロデューサーの前にやってきた。決意を固めた凛の姿に喜ぶ卯月。そんな彼女に穏やかに微笑む一方で、まだプロデューサーに対しては冷ややかな目線を送りながら、「アンタが私のプロデューサー?」とぶっきらぼうに問いただす凛。
 ゲームをプレイしていればわかるとおり、このセリフは凛のNカードで使用されているセリフであると同時に、ライブイベント等で引用される機会も多々あるため、長年のファンにとっては感慨深いセリフだったのではないだろうか。Nカードでのセリフも状況的にはスカウト直後の時期に相当していることを考えると、このセリフの本作中での使用タイミングも実に絶妙であったと言えるだろう。

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 2人の時間が動き出した一方で3人目となるべきアイドルの時間もまた、卯月や凛が知らないところで動き出す。
 再選考オーディションに参加していたその少女――本田未央は、冒頭のライブに観客として参加し、他の2人と運命的な出会いを果たしていた最後の1人でもあった。

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 今話を振り返る上で改めて思い出さなければならないのは、今話というかこの「アニメ版アイドルマスター シンデレラガールズ」それ自体は、「アニメ版アイドルマスター」の正当な続編として作られているとの明言はされていないという点である。
 後で少し触れるが本作の劇中世界には765アイドルも876アイドルも存在し、さらにはアニメオリジナルのアイドルである新幹少女まで存在している世界なのだから、実質的な続編と捉えてもいいのかもしれないが、今のところはっきりと続編という形で制作している旨の言質は取られていない、はずである(あるいは筆者が知らないだけかもしれないのだが)。
 なぜそのようなことを書いたかと言うと、少なくとも制作陣が今話で描こうとしているものは、かつてのアニマスで描いてきたことと共通しているからなのだ。
 アニマスの1話とは真逆の構成や圧倒的な個性を放つ本作のプロデューサーの存在に惑わされがちだが、今話の流れ自体は2人の少女がアイドルになるための第一歩を踏み出すまでを描くという極めてオーソドックスなものであり、ドラマとしては以前からアイドルを目指していた卯月ではなく、アイドルに興味を持っていなかった凛の方に焦点を置いた構成となっている。
 そしてこれが重要な点であるが、凛は終盤に卯月と会話するまで、プロデューサーの言葉をほとんど真に受けていない。今楽しいかという問いにまったく思うところがなかったわけではないだろうが、それでも心を動かされるには至っていないのである。
 ではそんな彼女の心を動かしたのは何かと言えば、上述したとおり卯月の存在である。純粋に夢や憧れ、未来への希望を語る卯月は、殊更に凛を説得しようとしていたわけではないし、凛も何らかの理屈に「納得」したわけではない。正直に語った卯月の想い、そこに凛が「共感」したから彼女の心は動き出したのだし、そこに至ってようやくプロデューサーの言葉を正面から受け止める気になったのだ。
 卯月とプロデューサーのやりとりからもわかるとおり、すべてのアイマス作品の根底にある「アイドルとプロデューサー」の関係性を描くことももちろん念頭にあるのは疑いないが、今話に限って言えば、今話の中で最も強く打ち出している関係性は卯月と凛という2人の少女のものである。すなわち今話で描こうとしていたものは「アイドルを目指す少女たちの物語」だった。
 それがかつてのアニマス本編でも劇場版においても一貫して貫かれてきた大きなテーゼであったことは、アニマスを見てきた方であれば容易に理解できると思われる。と同時に同じテーゼを扱っているからと言って、今話がアニマスの単なる模倣やマンネリに堕しているわけでは断じてないというのも無論のことであろう。
 ただこの所感はあくまでこの第1話だけを見た上でのものである。次回以降、少女たちの姿を通してどのようなものが描かれていくのか、非常に楽しみなところである。

 そしてそう言った小難しい理屈をさておくとしても、本作には楽しい要素が満載である。先ほど少しふれた765アイドルや876アイドルなどを始め、様々なアイドルの姿を近作では画面の端々で見ることができるのだ。
 卯月と凛が講演で話をしている時、ビルの広告に映し出された上田鈴帆の姿に思わず吹き出してしまった人も多いのではなかろうか。
 それ以外にも男性ユニットのジュピターにデレマスオリジナルアイドルの大槻唯、二宮飛鳥に上条春菜などなど、様々なアイドルが色々な場面で登場している。それらについては既に他のブログなどで詳しく紹介されているので、そちらの方をご一読していただきたい。
 デレマスのアイドルはまだ全体の5分の1程度にしか担当声優がついていないため、本作中でセリフまでもらえるかどうかはわからないが、こちらの方も今後の展開が楽しみな要素と言えるだろう。

 さて次回。

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 アイドルへの道を歩み出した3人の前には何が待ち構えているのか。セリフがあると目されるベテラントレーナーの扱いも含め、次の展開にも大いに期待したい。


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